「ローマの休日 (Roman Holiday) 1953年」で一躍世界のトップスターにのし上がったオードリー・ヘップバーン。次の作品 (1954年)が「麗しのサブリナ」です。
サブリナパンツで一世を風靡したオードリー・ヘップバーンの「麗しのサブリナ」ですが、映画を観るのは今回が初めて。野暮ったいポニーテールの運転手の娘が、2年間のパリ料理留学で、華麗に変身するロマンティックコメディです。
スラングの多い最近の映画より、実は映画全盛時代の1940年代から1950年代にかけての映画が英語学習には最も適していると言われています。(参考:スクリーンプレイ)
「麗しのサブリナ」は映画を教材にした英語学習を始める初心者にはピッタリの作品といえます。
でも、「慕情」に出ていたウイリアム・ホールデンがノーテンキな
プレイボーイ役でちょっとショック!
「麗しのサブリナ」は英語学習に向くか?
英語学習の初心者にピッタリ
・日常英語表現が学べる
・最近の映画と違って、スラングがほとんどない
スクリプトがある!
・名作映画完全セリフ集「スクリーンプレイ・シリーズ」
・【スクリーンプレイ】オンラインショッピングサイト
→ https://www.screenplay.jp/isbn978-4-89407-587-0
「麗しのサブリナ」のあらすじ
大富豪ララビー家のお抱え運転手フェアチャイルドの娘サブリナは、ララビー家の次男のデイヴィッドに昔からあこがれていた。
フェアチャイルドは身分違いの恋をあきらめさせようとサブリナをパリの料理学校へ留学させてしまう。
パリから帰ってすっかり洗練され美しくなったサブリナに、デイヴィッドは夢中になる。
デイヴィッドが怪我をして療養している間、デイヴィッドの兄ライナスがサブリナを遊びに連れ出すことになるが、仕事人間ライナスはデイヴィッドを政略結婚に利用するつもりであった。
ライナスはサブリナの気持ちを自分に傾かせて二人の仲を引き裂こうと画策し、彼女を1人でパリへ送り出す手はずを整えるが、可憐で魅力的なサブリナにいつしか本当に惹かれていることに気づく。
スクリーンプレイ「麗しのサブリナ」より
「麗しのサブリナ」の基本情報と登場人物
原題:Sabrina
制作:1954年
監督:ビリー・ワイルダー (Billy Wilder)
サブリナ:オードリー・ヘップバーン (Audrey Hepburn)
ライナス:ハンフリー・ボガート (Humphrey Bogart)
デイヴィット:ウイリアム・ホールデン (William Holden)
「麗しのサブリナ」の勉強法
1. 日本語字幕で通して観る
2. 英語字幕で観る
3. スクリプトで勉強
スクリーンプレイなどをテキストにして内容を理解する。
4. 音読やシャドーイング
シャドーイングとは英語の音声を聞きながら、ほんの少しだけ遅れて発声する練習方法。
5. 3〜5を繰り返す
まとめ
「麗しのサブリナ」では、映画の背景である高度消費社会の1950年代のアメリカが描かれています。
そして、運転手の娘とララビー家の御曹司との結婚が、新しい社会の到来を意味しているなど、奥が深い考察を知ることができます。(スクリーンプレイより)
💕 印象に残った英語
ララビー家のお抱え運転手 (chauffer)である父親がサブリナに言ったセリフです。
Don’t reach for the moon, child.
スクリーンプレイ「麗しのサブリナ」より
月に手を届かそうとしてはいけないよ、サブリナ。
それにしても、サブリナとライナス(ハンフリー・ボガート)の
年の差が気になる。玉の輿ってそんなものなのかな?