英語は恥をかいただけ上達すると言いますが、なるべく恥はかかないほうがいいですね。
実は、私が英語で一番恥をかいた経験は、お悔やみが適切に言えなかったことです。
私の英語経験の中で、お悔やみを言う場面は今までに2回ありました。1回目はカナダの英語学校に行き始めたころで、まだまだ英語がよくわかっていなかったころ。2回目は少しは英語に慣れたマレーシア滞在の時です。
お悔やみにはいろいろな言い方がありますが、「I am so sorry.」と言えればなんとかなります
お悔やみを言う機会は突然やってきます。
いざという時のために覚えておきましょう。
思い出すだけで顔から火が出る「お悔やみ」体験
カナダに住みはじめてだいぶ慣れてきたころ、隣の家に住んでいる年配のカナダ人女性と話をする機会がありました。
彼女が亡くなったご主人のことを話題にしたとき、その時知っていた精一杯の英語である「That’s too bad. 」と言ってしまったのです。その時はその言い回しが適切かどうかなどわかりませんでした。
のちにそういう場合の言い方は、I’m so sorry. だと知りましたが、後の祭り。お祝いのCongratulations はテキストなどに出てくるのですが、お悔やみはなぜか出てきません。
そのころの私には、I’m sorry. は謝る場面に使うという知識しかありませんでした。
マレーシアで2度目の経験
近年、また英語でお悔やみを言う機会がありました。マレーシアのクアラルンプールで、マレー語を習っていたジュリ先生のお父さんが突然亡くなったのです。訃報は、先生からのレッスンのキャンセルのメールで知りました。
中華系マレーシア人のジュリ先生は、チャイニーズ・ニューイヤーのとき、生徒を自宅へ招いてくれたので、ご両親にお会いしたことがあります。
適切なお悔やみを言えなかった昔と違って、今回はちゃんとした対応ができました。
お悔やみの決まり文句
I’m so sorry.
(ご愁傷さまです)
Please accept my sincere condolences.
(心よりお悔やみ申し上げます)
I’d like to express my sympathy for your loss.
(お悔やみ申し上げます)
おわりに
あるとき、日本に住む知り合いのカナダ人が、日本語で私に聞いてきたことがあります。知り合いのお父さんが亡くなったんだけど、かける言葉は「ご愁傷さま」で間違ってない?
その時は、なぜそんな難しい日本語を知っているんだろうとびっくりしましたが、間違えないように確認するところに感心したものです。そういえば、英語のお悔やみの決まり文句も難しいですね。
決まり文句は知っててなんぼですね。
参考文献:「英語でお悔み申し上げます」 ジェームス・M・バーダマン ベレ出版