イギリス英語が聞きやすい、いやアメリカ英語の方がクリアでわかりやすいという人がいます。私もそうでした。慣れている発音が一番聞き取りやすいものです。でも、世界にはいろんな英語をしゃべる人がいます。
オンライン英会話の先生はフィリピン人の先生だけど、やっぱりネイティブがいいのかな?
スカッシュの先生のイギリス英語が聞き取れない
カナダに住んでいた時、スカッシュというテニスに似たスポーツにトライしてみました。というのも、住んでいたコンドミニアムにはジムとプール、それにスカッシュコートがついていたからです。
ちょうどバンクーバー新報という日系の新聞のクラシファイド(個人広告)でスカッシュの先生が生徒を募集していたこともありました。
先生はイギリス英語を話す中年の女性。ところが、やっとノースアメリカ英語に慣れてきた私には先生のイギリス英語がまったく聞き取れないのです。途方に暮れながらも、先生がしゃべってそうなことを想像してレッスンを受けていました。
スポーツなのでそれほど難しい英会話が必要なわけではなく、回を重ねるうちになんとなくわかるようになりましたが、イギリス英語への苦手意識が植えつけられました。
ノースアメリカ英語を話すイギリス人の英語教師
毎週木曜日に発行される(当時)日系の新聞「バンクーバー新報」にはとてもお世話になりました。日本語のニュース以外にも、ベビーシッターからドライビングスクール、不動産賃貸物件までバンクーバー新報がカナダ生活の情報源でした。
英語の個人レッスンの先生もバンクーバー新報で見つけました。バンクーバーはブリティッシュ・コロンビア州に属していて、イギリス系の人が多く住んでいます。
はにかんだ笑みが特徴のイギリスからの移民の先生は、イギリス英語ではなくノースアメリカ英語を話します。私はイギリス英語が苦手だというと、彼はカナダで英語を教えるためにイギリス英語からノースアメリカ英語に切り替えたのだと教えてくれました。
マングリッシュと呼ばれるマレーシア英語
マレーシアやシンガポールの英語は、マングリッシュやシングリッシュと言われるほどなまりがあります。マレーシアはマレー語なまり、シンガポールは広東語なまりで、最初はまったく聞き取れませんでした。
私はマレーシアに住んでいた2年間マレー語を勉強しました。マレー語を勉強していく内にマレーシアの英語は時々マレー語がまじっているのに気がつきました。それでもなかなか聞き取れません。
また広東語を話す華人の英語も聞き取るのに苦労しました。コンドミニアムを借りるときにお世話になった不動産屋さんが中華系で、内見や契約といった重要な場面で何を言っているのかわからないのは困りました。
でも、どれほど聞き取りにくくても英語が通じるのはありがたいと思います。
フィリピンの英語は聞きやすかった
フィリピン人の英語の発音は、あまりなまりがあるとは感じられません。しゃべる相手が英語の先生だということもあるのでしょうが、マレーシアの英語に比べるととても聞きやすいと思いました。
おわりに
私はリスニングの勉強のため、イギリスのテレビ局BBCの6ミニッツイングリッシュという番組を聞いています。イギリス英語なので最初は聞き取るのに苦労しましたが、毎日聞いているとだいぶ慣れてきました。
イギリス英語に慣れてくると、不思議なもので、ノースアメリカ英語がなまっているように聞こえてきます。